【既婚ゲイとはどんな意味?】30代ゲイ当事者による徹底解説

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「既婚ゲイ」とは、ゲイであるにも関わらず、異性と婚姻関係を結んでいる人のことを言います。最近では芸能人のりゅうちぇるさんが、ゲイである自分を貫くために離婚したニュースが世間で話題となりました。実はLGBTQのコミュニティにおいては、この「既婚ゲイ」はかなり多く存在します。私の経験則より、「既婚ゲイ」がどんな人達なのか、またどういった付き合いをすればよいのか、私の考えを書きたいと思います。

既婚ゲイの種類

一概に「既婚ゲイ」といっても、大きく2つのパターンが存在します。

友情結婚しているパターン

配偶者同氏がお互いのセクシャリティを理解したうえで結婚するパターンです

例えばレズビアン(女)とゲイ(男)のカップルです。お互いが恋愛対象にはならないですが、形式的(法律上)に配偶者を持つことにメリットを感じるカップルがこのような選択をします。お互いに了承のうえで、配偶者以外に同性のパートナーを持っているケースもあります

また、アセクシャルといわれる性的要求を持たない人が、それを理解してくれる異性として同性愛者の方を選ぶケースもあるようです。

カップルの在り方や、友情結婚を選ぶ理由は人それぞれですが、これらのカップルに共通していることは、お互いのセクシャリティをしっかり理解していることです。同時に、パートナーが他者(同性)と恋愛的な関係性を結ぶことを許容しているケースも多いと思われます。

クローゼット(秘密)にしているパターン

自信のセクシャリティをパートナーに隠しながら、結婚生活をしているパターンです。私がいままで出会った人達は、前者よりこちらの方が圧倒的に数が多いです。このパターンについては、少し細分化が必要です。

結婚後に気づいたケース

結婚したあとに、自分のセクシャリティに気づく人がいます。特にインターネットが登場する以前の世代では、同性愛に関する情報に触れる機会がないまま、異性と交際して結婚まで進むケースがあります。ゲイという言葉が一般的ではない時代は、異性と付き合い、結婚することが当たり前だったのです。

結婚後に自分のセクシャリティに気づいたとしても、配偶者には言い出せない人が多いことは容易に想像できます。配偶者には内緒でゲイ活動を行う人もいれば、自分のセクシャリティを誰にも明かさないまま、その一生をのんけとして生活を送る人に分かれるようです。

ゲイを隠して結婚するケース

「既婚ゲイ」の多くは、自身のセクシャリティを自覚したうえで、配偶者にその事実を隠したまま、結婚するパターンが多いです。

私が過去に知り合ったこのケースの「既婚ゲイ」達は、配偶者や子供がいながら、一方でゲイの出会いを求めている人達が多かったです。そういった人に共通するのは、家族に対する罪悪感もすでに薄くなっているという点です。

もちろん、家族を裏切ることなく、自分の選択にしっかり責任を持っている「既婚ゲイ」も多く存在しています。そういった人達は出会いを求める必要がないので、表立って知り合うことがないのです。

冒頭に名前を出したちゅうちぇる氏は、奥様としっかり話し合い、バッシング覚悟のうえで、離婚を発表しました。しっかり筋を通したうえで、新たな人生を歩みだした点で、私はポジティブなイメージを持っています。

既婚ゲイとの恋愛リスク

既婚ゲイとの恋愛は不倫である

2021年2月、ある画期的な判決が下されました。それは、例え同性であっても、不貞行為があった場合は、その配偶者が慰謝料請求できるというものです。要するに、同性間の不倫を不貞行為と認めたのです。

過去は「不貞行為は異性との性交渉のみを対象とする」という考え方が主流だった為、同性間の不貞行為は罪に問われにくかった歴史があります。しかし、性の多様性が認められるようになってきた現代では、このような事例は今後も増えていくことが予想されます

もし仮に、相手が既婚者であることを認識したうえでお付き合いをしてしまった場合、たとえ同性であっても、慰謝料を請求されるリスクがあることをしっかり認識する必要があります。(不貞行為です)

既婚者と知らずに付き合ったら

もし仮に、あなたが付き合っている同性が、既婚者であると知ってしまった場合には、冷静な判断が必要です。

既婚者であることを全く知らなかった場合は、慰謝料などの請求を回避できる場合がありますが、既婚者であることを知ってしまった後も不貞行為を続けた場合はその責任が発生する可能性が高まります

残念ながら、既婚者であることを隠しながら恋人を探す人は、のんけでもゲイでも多く存在します。そのような人に出会ってしまった場合は、一時期の感情にながされず、冷静に判断を下すことが賢明です。

既婚ゲイについて思うこと

自分の幸せの基準とは

私も過去に結婚に憧れ、女性とお付き合いをしていた時期があります。しかし結婚はしませんでした。そして、その選択は最善のものだったと確信しています。当時、私が結婚したいと考えた理由は下記のようなものでした。

・周囲(親、友達、会社)からの結婚へのプレッシャー

・周囲と違う人生を歩むことへの不安

・結婚した方が社会的に生きやすいと思っていた

いま考えれば、社会の一般常識に従うことが、自分の幸せであると勘違いしていたのです。私には自分だけの幸せのモノサシがあるにも関わらず、当時はそれに気づけなかったのです。もしこの時に結婚していたとしても、きっと相手の方を不幸にしていたでしょう

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結婚には覚悟が必要

夫婦とは、お互いに助け合い、強力して生活することが必要であると、法律上定義づけられています。また、子供が生まれた場合は父母それぞれが、子供の養育に対して責任を負います。

結婚は人生のゴールではなく、その先の長い人生のスタート地点に過ぎません。50年以上をともにするパートナー絶対に幸せにする、という覚悟が必要だと思うのです。もしその覚悟がなく、家族を持ってしまうことがあれば、自分だけではなく、大切な家族まで不幸にしてしまいます。

もし「既婚ゲイ」になりたいと考えている人がいれば、なぜ自分は同性が好きにもかかわらず異性と結婚したいのか、をしっかり考えてほしいです。100%の純粋な気持ちでパートナーを幸せにしたい、今後の長い人生を共に過ごしたい、と思えるかどうか。結婚経験のない私が言っても説得力はないですが。

まとめ

自分のセクシャリティに悩んだ人は、誰しも結婚について考えるタイミングがあるでしょう。私もその一人ですし、周りのゲイ友達の多くも同じです。

もちろん、結婚するしないは自分の判断です。自分だけの幸せのモノサシに従って、ベストな選択をしてほしいと思います。

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