【FIREを目指す人必読】タクマの人生を変えた一冊『DIE WITH ZERO』とは?

FIRE(経済的自立&早期リタイア)を目指しているみなさん、「この道で本当に後悔しないのか」と不安になることはありませんか?

私もまさに、FIREを目前に控えたタイミングで大きな迷いを抱えていました。

そんなときに出会ったのが、**ビル・パーキンス著『DIE WITH ZERO(ゼロで死ね)』**です。この一冊が、私のFIRE前の不安を取り払ってくれただけでなく、資産の使い方=人生の使い方を深く考えるきっかけをくれました。

この記事では、

  • FIRE前のリアルな不安と葛藤
  • 『DIE WITH ZERO』に救われた理由
  • 今のあなたに届けたいメッセージ

を、実体験をもとにお話ししていきます。



1. FIRE前に襲ってくる不安とは?

FIREを目指す過程で、最も大きな壁は「お金の不安」だと思われがちですが、実はもっと根深い迷いがあります。

例えば──

  • 本当にこの道を選んで後悔しないか?
  • 長い人生、この資産で足りるのか?
  • 自分にとって「幸せ」とは何なのか?
  • 社会との接点を失って孤独にならないか?
  • ずっと節約生活を続けるだけで満足なのか?

私は、これまでひたすら仕事と投資に励み、「目標金額になったらFIREする!」と考えていました。でも、いざその額が近づくと、不安が一気に押し寄せてきたのです。

「会社を辞めて本当に大丈夫なのか?」

この漠然とした不安が、FIREという自由のはずの未来を、逆に重く苦しいものに感じさせていました。

タクマ
タクマ

十分なお金だけではFIREはできません。FIREへのマインドも重要だと気づきました。

2. 『DIE WITH ZERO』が与えてくれた安心感

そんなとき、手に取ったのが『DIE WITH ZERO』でした。

この本には、こう書かれていました。

人生で一番大切なのは、思い出をつくることである

「お金」は思い出をつくるための手段、死ぬまでに使いきってこそ意味がある。

このメッセージを読んだとき、目から鱗が落ちるような感覚を覚えました。

私が感じていた不安の多くは、死ぬまでに「お金を減らしてはいけない」「リスクを避けたい」という思い込みから来ていたのだと気づいたのです。


3. 心に響いた5つのメッセージ

① 死を意識してこそ、“今”を生きられる

多くの人は「死はまだ遠い未来のこと」と考えがちですが、実は、あっという間に年をとります。人生の有限性を認識することが、今この瞬間をどう生きるかの価値判断に直結します。ビル・パーキンスは「死ぬときに後悔しないように生きる」ことを強調しています。

「死を意識する」ことは、人生の時間を無駄にせず、自分にとって本当に価値あることに集中するための大切な心構えなのです。

② 思い出こそが人生最大の資産

本書では、お金は「経験」に使うことで最大の価値を生むと説かれています。なぜなら、経験は記憶となり、人生を豊かに彩るからです。旅や人との交流、学びといった体験に投資すれば、心の中に残る「思い出」がその後の人生の財産になります。

特にFIREを目指す人は「資産を減らしてはいけない」と守りに入りやすいですが、人生は経験の連続です。思い出は時間とともに価値が増す“複利効果”を持っていると知ることで、お金への考え方が劇的に変わりました。

③ 多くの人が、資産を使い切れずに死んでいく

本書では、75%以上の人が老後資産をほぼ使わずに亡くなっていくと述べています。これは「資産を残すこと=安心」という強い心理が原因のひとつです。

しかし、そのお金は本人が最も楽しめる「今」や「元気なうち」に使われるべきものであり、残したまま亡くなってしまうことは、もったいないだけでなく人生の機会損失でもあります。
本書は「お金は死ぬまでに使い切るべきだ」という挑戦的なメッセージを通じて、FIREにおける「貯蓄だけの安心」ではなく「経験を通じた幸福」を追求する重要性を教えてくれます

④ 若いうちに、親とお金や相続の話をしよう

日本ではお金や相続の話はタブー視されがちですが、本書は「生きている間に話すことの大切さ」を強調しています。若いうちから親とお金の話をすることで、相続に関する誤解や不安が解消され、親の資産を生前に有効活用できる道も開けます

また、親との対話を通じて、家族の絆や価値観を共有し、豊かな人生設計ができるようになります。
FIREを目指す人にとっても、このコミュニケーションは資産だけでなく、心の安心にもつながる貴重なプロセスです。

⑤ 年齢別バケットリストの重要性

人生はステージごとにできること、楽しめることが変わってきます
若いうちは体力や時間があるからこそ挑戦できること、年齢を重ねるとじっくり味わいたいことなど、人生の「旬」を見極めて行動することが大切です。

本書は「年齢に応じたバケットリスト(やりたいことリスト)を作ること」を推奨しており、これにより「いつかやろう」ではなく「今やるべきこと」を明確にできます
FIREに向けた資産設計だけでなく、時間の使い方も計画的にすることで、人生全体の充実度が格段に上がるのです。

4. FIRE前にこの本に出会って良かったこと

もし私がこの本に出会っていなければ、FIRE直前で「やっぱり不安だ」と立ち止まっていたかもしれません。

でも『DIE WITH ZERO』が教えてくれたのは、以下のようなことです。

✅ 「資産を使うこと」への不安感を手放せた
✅ FIRE後の生活を“自分のしたい体験に挑戦すること”で設計できた
✅ 自分の人生に必要なのは「安心」より「充実」だと気づいた
✅ 節約ではなく、後悔のない選択を大切にするようになった

FIREの準備期間は、「節約」や「投資」の知識ばかりに目が行きがちですが、「人生をどう使うか」という視点が最も重要なのかもしれません。


5. まとめ|FIREに迷ったら、まず“人生の使い方”を考えよう

『DIE WITH ZERO』は、単なるお金の本ではありません。

それは、FIREを目指す人が直面する「不安」や「迷い」に、真正面から向き合うきっかけを与えてくれる一冊です。

  • FIREを目前にして不安で立ち止まっている方
  • このまま節約人生でいいのかと悩んでいる方
  • 資産を“減らす”ことが怖くて行動できない方

そんなあなたにこそ、読んでほしい一冊です。

お金を残すために生きるのではなく、思い出を残すために生きる。
この考え方に出会えたことで、私は迷いを手放し、FIRE後の人生に自信を持って進めるようになりました。

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