【超ホワイト企業退職】FIREを選んだ5つの理由

FIRE生活

私はFIREする前、いわゆる超ホワイト企業に勤めており、全くストレスのない環境にいました。

  • 労働時間は少なめ(年間休日:125日、残業無し)
  • 上司や同僚との関係は良好(上司からのマイクロマネジメント無し)
  • 仕事内容も自分の希望にあった内容で裁量権あり(グローバルアカウントリーダー)
  • 給料水準は業界水準より高め(年収:900~1000万円)

恵まれた環境にいながら、それでも40歳で退職に踏み切った事に対して、多くの人から「もったいない」「適当に働けばよいのでは」「二度と同じ環境に戻れない」などの忠告を受けました。それでも自分の意思を貫き通した理由について、今回のブログでは、6つに分けて説明します。

会社を辞めたいけど決意が難しいと感じている人に、私の体験談が届けば幸いです。

1.仕事へのモチベーション低下

1つめの理由は仕事へのモチベーション低下です。2024年には資産目標額を達成していた私は、いわゆる「いつでも仕事を辞められる状況」でした。その頃から、仕事へのモチベーション低下に悩むようになります。

1-1. 窓際戦略はしたくなかった

日本の会社員は滅多にクビになることはありません。私は外資系の会社に勤めていましたが、社風は日系よりのため、適当に働きながら給料を得る、いわゆる「窓際戦略」で会社に居続けることも可能でした。しかし、私は下記の理由からこの戦略をとることを選びませんでした。

  • 会社のために、自分の貴重な人生の8時間を毎日消費したくない。
  • 必要最低限しか働かないことへの会社への罪悪感。
  • モチベーションも楽しさもない仕事を続けることへの虚無感。
タクマ
タクマ

「会社で適当に過ごす時間」が人生にとってプラスなのか考えてみたけれど、

やっぱり、その時間は意味のあるものではないと感じた!

1-2. 会社員でやりたいことはすべてやり切った

私が会社員を選んだ大きな理由は、海外駐在を経験したいという大きな目標があったからです。幸運にもこの目標は社会人7年目で達成することができ、約4年の海外駐在を経験しました。

今思えば、駐在から帰国後の私のサラリーマン人生は、大きな目標もなくただ毎日を過ごしていたように思います。会社組織のマネージメントというポジションには興味が持てず、会社員としての出世願望も低い中で、組織で働くことにこれ以上の目標は持てないと思いました。

2.人間の一生は短い

2つ目の理由は、2024年に祖母の死を経験したことです。直前まで元気に過ごしていた祖母が、わずか1ヵ月程度で体調を崩し、あっという間に亡くなってしまったのです。祖母本人ですら戸惑っていたほど急な出来事で、今は健康な自分にとっても、人間はいつ死ぬかわからないという思いが強まりました。

2-1.平均寿命とバケットリスト

日本人男性の平均寿命は81歳で時間にすれば約4000週間、さらに健康寿命は73歳です。自分が老いることは遠い未来のように感じていましたが、私も、もう40歳。この限られた時間の中で自分が本当に満足した人生を送るには、できるだけ早く、やりたい事をやっていく決意が必要だと思いました。

自分のバケットリストの中には、海外留学や長期移住、世界旅行など、体力と時間が必要なものが多くあります。40歳という年齢でサラリーマン人生を卒業し、新しい人生を始めるにはちょうど良い年齢だったと思います。

タクマ
タクマ

40歳まであっという間でした!

そしてこれからの人生の体感速度はもっと速くなっていきます。

2-2.10年後にワクワクしているのはどんな生き方か?

自分の今後の10年後を想像したときに、会社員を続ける人生と、FIREする人生、どちらの方がワクワクするのか?という点も大きなポイントでした。

会社員として働くことは嫌いではなかったし、貴重な経験をたくさん得ることができました。ただ、10年後の自分を考えたとき、何か新しいことに挑戦している方がもっと楽しそうだと純粋に感じました。私の座右の銘に「虎穴に入らずんば虎子を得ず」という言葉があります。人生は常に挑戦です。新しく大切なものを得るためには、いままで大切にしてきたものを捨てる覚悟も必要なのです。

3.仕事復帰はいつでもできる

3つめの理由に、もしFIRE生活に失敗してしまっても、仕事にはいつでも復帰できるだろうという確信がありました。

日本の労働市場では、少子高齢化による人手不足が顕著です。さらにはコロナ禍以降の多様な働き方推進や、労働市場の流動化の進行により、私のような一度レールを外れてしまった労働者にとっても、いくらでも再チャンスはあるだろうと思ったのです。

約15年以上も日系プライム企業(2社)や世界NO1の外資系企業で勤務した実績、ビジネスレベルの英語力など、いままで積み上げてきた実績もあります。仕事を選り好みしなければ、いつでも社会復帰は可能だと考えています。

タクマ
タクマ

今のところは、サラリーマンに戻るつもりはありません!

4.資産を使い始めるタイミング

4つめの理由は、40歳から蓄えた資産を使っていくタイミングだと思えたことです。

私がFIREを決断したきっかけの本に「DIE WITH ZERO」があります。この本では、人生を豊かにするため、蓄えた資産を使い始めるタイミングの重要性についての記述があり、その根拠として「5000万以上の金融資産をもつ人々は、その88%の資産を残して死んでいく」という調査結果を示しています。老後の生活を心配するあまり、多くの人は築き上げた資産を使うことなく死んでいくのです。

また、人間は高齢になるほど行動力が低下していき、若い時ほどお金を使わなくなります。何事も楽しむことができる若いうちに資産を使い始め、多くの思い出を人生に加えていくことが、本当の意味で人生を楽しむことだと思います。自分の老後に必要な金融資産は確保しつつ、先の事ばかり心配せずに、今を楽しむ人生を歩んでいきたいと思いました。

5.他人と比較することをやめた

最後の理由は、自分の考え方の変化についてです。

退職を決意した際、大きな不安の1つに社会的信用を失う事がありました。今までは優良な企業に勤めているだけで、周りの人から信用を得ることができました。住宅ローンや賃貸住宅の契約、クレジットカードの作成に至るまで、この社会的信用の効果は絶大です。

また、周りの友達を見れば、出世して高給取りになり、華やかな生活を送っている人もいます。企業で重要な役割を果たし、キラキラと働いている人達をみて、自分と比べて惨めな気持ちになってしまわなか、そんな不安も持っていました。

しかし、これらの不安は自分の考え方が変わることによって、簡単に払拭することができました。そのきっかけとなった本に、「嫌われる勇気」があります。自分の人生をより充実させるためには、「自分の人生のみにフォーカスをあて、自分がすべての責任を負って人生を歩むしかない」、という記述があります。自分の幸せの価値観をしっかり持って、それに沿って幸せに生きることができれば、周りからの視線や、他人との比較は意味はありません。

タクマ
タクマ

退職することが、自分のこれからの幸せな人生の第一歩だと思えました!

まとめ

FIREという人生を選ぶかどうか、それは自分の意思で決定するしかありません。安定しているけど何か退屈な毎日を今後もずっと続けるのか、もしくは少しのリスクを冒して新しい世界へ飛び込むのか。

私もまだ新しい人生を進み始めたばかりですが、この決断をしてよかったと思えるよう、毎日をしっかり生きていこうと思っています。

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