会社を退職したあと、自分での手続きが必要なものに社会保険(国民健康保険と国民年金)の手続きがあります。今までは会社が給料から天引きしてくれていましたが、いきなり自分で手続きをしろと言われても、わからない事も多いはずです。
この記事では、実際にこの二つの手続きを済ませた私が具体的な流れについて紹介します。これから退職を考えている人の参考になれば幸いです。ちなみに、今回のモデルケースは私(独身、再就職なし)なので、ご容赦ください。
1.国民健康保険の手続きについて
退職後の健康保険の選択肢は①家族の扶養に入る、②任意継続制度に加入する、③転職先の社会保険に加入する、④国民健康保険に加入する、の4つの選択肢があります。
私の場合は、独身で再就職をしないケースになるので、おのずと②か④の選択肢となります。ちなみに、任意継続制度とは退職後も現在加入している健康保険を最大で2年間継続できる制度で、保険料は2年間据え置きとなります。
1-1.任意継続制度か国民健康保険か
任意継続制度か国民健康保険のどちらを選択するのか、事前に決めておく必要があります。選択基準はずばりその金額です。事前にどのくらいお金がかかるのか確認しましょう。私の場合は任意継続の方がかなり安かったので、そちらを選択しました。ちなみに、元サラリーマンの場合、退職初年度はこの継続制度を活用した方が多くの場合は保険料が安くなります。
確認方法については、下記のブログで紹介しているの要チェック!
1-2.準備しておくもの
手続きに必要なものは下記です。保険組合によって必要書類がかわる可能性もあるので、事前に該当する保険組合のホームページで確認しましょう。また、必要書類は申請者本人が提出する必要があり、提出方法は郵送と窓口での手続きがあります。窓口で申請する場合、すぐに新しい保険証を発行してもらう事が出来るので、私は直接提出を選びました。
- 身分証明書
- 任意継続被保険者資格取得申請書
- 退職を証明するもの(資格喪失連絡書など)*任意
1-3.手続きの流れ
手続きはシンプルです。被保険者の資格を失った日(無職になった日)から20日以内に、上記の書類をそろえて、保険組合へ提出します。
窓口で書類提出後、15-20分で新しい保険証が発行されました。その際、保険料の支払い方法の説明と、将来的に任意継続をやめる際に必要な手順と書類の案内があり、手続き完了です。
驚くほど一瞬で終わりました!
1-4.手続き完了後の確認事項
手続き完了後に注意すべきことは、滞納することなく保険料を支払う事だけです。私は滞納防止と今後の生活費への継続的な負担を考えて、一括で納入することを選択しました。
一括納入の申請については申請書への記載が必要です。私は窓口でその旨を伝えて、その場で申請書に記入して提出しました。ちなみに一括支払い分は3月までです。請求書は後日、自宅に郵送されるので、支払いのできる金融機関にて支払いをしましょう。ちなみに、一括納入後に転職などで別の保険組合に入る場合は、しっかり返金対応してくれます。
2025年度については、国民保険の保険料が4月に改訂されるので、その際に改めて両制度の金額を確認して、どちらの保険にするか選択するつもりです。保険料は前年の所得をベースに決められるため、退職2年目から任意継続より安くなる可能性があるため。
2.国民年金の手続き
国民年金の手続きについても選択肢があります。私の場合は、独身、且つ、別の会社に再就職する予定がないため、国民年金第1号被保険者となり、国民年金保険料は月額で16,890円です。
ちなみに、保険料を納めるのが経済的に難しい場合は、本人の申請手続きによって特例免除が認められます。私はいまのところ、国民年金保険料を支払う選択をしました。
こちらも上記のブログリンクを参照してください
2-1.準備しておくもの
事前準備しておくものについて下記します。申請の仕方(郵送、ネット、直接訪問)や、役所が違えば必要な書類が変わる可能性もあるので、念のため、自分でも確認しておいてください。
- 身分証明書
- 年金手帳 *あればベター
- 退職を証明するもの(資格喪失連絡書など)*任意
2-2.手続きの流れ
私は直接役所を訪問して申請しました。対応窓口に行って国民年金への加入意思を伝えれば、手続きを行ってくれます。
手続き完了後は、今後の支払い方法について案内を受けます。支払い方法として、銀行引き落としやクレジットカード払いが可能だったため、クレカでの支払いを希望しました。この場合、後日、申請書を提出すれば次月以降よりカード引き落としにできるとのことでした。
こちらも手続きは一瞬で完了です!
3.まとめ
手続きを完了した感想としては、超簡単!でした。実際にかかった時間は半日のみです。また、今まで会社に任せきりだった社会保険の仕組みについて、より深く知る機会になったので、自分にとっても良い経験となりました。
これから無職になる予定の人へ、少しでも参考になれば嬉しいです。
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