2024年8月にFIREを達成した私ですが、実際に会社員を卒業してしまうと、意外と後悔しそうなことが多いことに気づきました。体験者だからこそわかる5つの後悔しそうな項目について、ブログで紹介いたします!
実際に辞めてから気づいた盲点がいっぱいあります!
会社員の特権がなくなった
FIREしてわかった一つ目の盲点は、会社員は意外と多くの特権を持っているということです。この特権に気づかずに急いでFIREしてしまうと、大きな後悔をしてしまう可能性があります。
規模の大きな仕事ができた
会社員として仕事をすると、組織の力を使って規模の大きな仕事ができます。私の場合は、海外志向が強かったので、海外駐在やグローバルに活動する職種に就いていました。特に最後の職場では、世界各国のチームメンバーとグローバル会議を行い、定期的に海外拠点へ訪問するなど、まさに自分がやりたい内容で、楽しく働いていました。
しかし、会社員を辞めて個人になると、このような規模の大きな仕事はもうできなくなります。会社員だからこそできる組織を最大限に活かしたダイナミックな仕事があるのです。会社員を辞める前に、この点をしっかり理解して、自分の労働人生に悔いが残らないように全力でやり遂げることをお勧めします。
社会的信用があった
会社員であるということは、毎月の給料を保証されることを意味します。この社会的信用は、実はかなり強力です。例えば、住宅ローン、賃貸契約(条件による)、クレジットカード作成などの支払能力が求められる契約では会社員であることが絶大なパワーを示します。逆に言えば、会社員を辞めればこれらの契約ハードルがかなり高くなることを意味します。
会社員を辞める前にこれらの準備をしっかりしておかないと、退職後にこれらの契約ができなくなってしまうことがあるので要注意です!
副業を始めておけばよかった
自分も痛感している後悔のひとつに、会社員の間に副業を始めていなかったことが挙げられます。会社員時代は自分の時間をとることも難しかったですが、給料が保証されている安定した精神状態のときこそ、副業を始めておくべきだったと思っています。理由は2つです。
収入源がなくなる不安
予測していたことではありますが、会社員を辞めて毎月の定期収入がなくなる事は、想像以上に精神的なプレッシャーが大きいです。計算上は全く問題ないほど資産があったとしても、毎月ただ資産が減っていく状況が続けば、大きな不安を感じることは不可避です。そんな中で副業で少しでもお金を稼げる経験があれば、この不安を和らげることができます。
決して大きな収入源となる副業でなくても、少しでもお金を稼げる成功体験を持っていれば、退職後も穏やかな気持ちで毎日を楽しむことができるでしょう。
豊富な時間を有効活用できる
会社員を辞めると1日8時間の労働時間から解放されます。しかし、急に自由な時間ができてしまうと、元サラリーマンの思考としては大きく困惑してしまいます。結果、時間を持て余してしまい、非生産(無意味)な時間を過ごすことが多くなり、謎の罪悪感から精神的に辛くなってしまう可能性があるのです。
もし副業でこの時間を有効活用することができれば、日々のモチベーションが高まり、精神的にも健やかな時間を過ごすことが可能になるでしょう。
暇で無意味な時間を過ごすのも、決してわるいことではないけどね!
人との繋がりを作っておけばよかった
退職後の後悔の典型的な例として挙げられるのは、人との繋がりが少なくなってしまうことです。どれだけ一人の時間が好きな人でも、やはり人間は孤独には耐えられない生き物です。時にはあれだけ鬱陶しく感じていた職場の人間関係も恋しくなってしまうかも。。
元同僚と友達になるのは難しい
在職中に元同僚とどれだけ仲が良かったとしても、退職後も友情を継続させるのは難しいもの。なぜなら、同僚と話す内容は仕事内容に関するものばかりだから。会社という共通のテーマがなくなれば自然と疎遠になってしまいます。
私も2度の転職と複数の部署異動の経験がありますが、いまでも関係性が続いている元同僚はほぼいません。何度か食事をしたことはありましたが、多くの場合はそれっきりで終わってしまうことが多いです。(私の問題もあるかもしれませんが)、それほど元同僚と関係性を保つことは難しいのです。
仕事以外の人間関係が重要
退職後も人との関係性を継続させるコツは、職場以外の人間関係を作っておくこと。私の場合は、幸いにも地元の繋がりや駐在員時代の人間関係があったことで、孤独な状況に陥ることはありませんでした。また、少し疎遠になっていた友人と久しぶりに会う機会を作ったり、新しいコミュニティに入ることで孤独な状況になることを回避しています。
サラリーマン時代はどうしても同僚と時間を過ごすことが多くなりがちですが、退職前から多様な友人関係を築いておくことがとても重要です。
大人になってから友達を作るって難しいよね!
生活ルーティンの基礎を作っておけばよかった
退職後に生活スタイルが乱れてしまい、そこから精神・体調不良に陥ってしまうケースは少なくありません。それを回避するには、生活ルーティンの基礎を退職前から作っておくことが非常に重要ですが、実は簡単なことではないのです。
乱れがちな生活スタイル
会社員であれば仕事のために朝に起床する必要がありますが、いざ労働から解放されると自分の自由な時間に寝て、起きることができます。しかし、人間とは弱い生き物で、自分を律しながら規則正しい生活を続けるのは、非常に難しいことです。
私の場合は、ジムに通うという習慣があったため、朝起きてジムに行くというルーティンを作ることができました。しかし、もしこのような習慣がなければ、昼夜が逆転するような乱れた生活スタイルになってしまったかもしれません。
習慣化には時間がかかる
例えば、運動を習慣化するには3か月程度の時間がかかると言われており、且つ、その間には強い意思をもって継続する必要があります。無職になってから習慣化に挑戦することはもちろん可能ですが、乱れた生活を送りながら、強い意思を持つ事は難しい作業になる可能性があります。
逆に言えば、会社員は毎日のルーティンがある程度決まっているので、その生活の中にうまく習慣を組み入れることができれば、習慣化へのハードルが下がることができるかもしれません。退職を見越して、習慣化を始めてみることをお勧めします。
もっと早く退職しておけばよかった
最後の盲点は、もっと早く退職しておけばよかったという後悔です。私の場合、資産上はFIREできる状態になってからも約1年以上の時間を悩んで過ごしました。今考えれば、もっと早く自由になれたかもしれません。私の他にもそんな後悔をしている人がいるのではと思います。
仕事を辞めたら周りは気にならない
私が退職を躊躇していた大きな理由は、周囲からどう見られるか?という不安です。いままで世間一般で言う「典型的な幸せのレール」を歩んでいたのに、そこから外れてしまうことは、自分にとっても大きな恐怖でした。
しかし、実際に退職して思うことは、周囲の視線は全く気にならないということです。いまさら他人にどう思われても仕方ないという覚悟ができたのか、もしくは周囲の反応が意外と落ち着いていたこともあったのか、いまは自分が無職であることを周囲にどう思われるかという不安は一切なくなりました。
漠然とした不安は払しょくできる
もう1点、退職をためらう理由は金銭面の漠然とした不安です。資産上は4%ルールの運用に問題はなくても、「もっと資産を増やしたほうが良いのでは」という漠然とした不安からFIREの決断を後ろ倒しにする人は多いと思います。
このような漠然とした不安を払拭するのに最適なのは、プロにアドバイスを仰ぐことです。私はココナラで見つけたファイナンシャルプランナーに相談し、80歳までの資産シミュレーションを行いました。漠然とした不安を「見える化」することで、退職のタイミングを逃すことを防ぐことができるでしょう。
にほんブログ村
にほんブログ村 にほんブログ村
コメント