2024年8月、18年間勤めた会社を退職し、ついに念願のFIRE(経済的自立と早期退職)を実現しました。
しかし、FIREしてみて初めてわかる「予想外の後悔」があるのも事実です。
この記事では、実際にFIRE生活をスタートさせた私が感じた「FIRE後に後悔しやすいポイント5つ」を赤裸々に紹介します。
これからFIREを目指す方や、早期退職を検討している方にとって、後悔のない選択のヒントになれば嬉しいです。

実際に辞めてから気づいた盲点がいっぱいあります!
【FIRE後の後悔①】会社員の“見えない特権”を手放したこと
FIRE後にまず実感したのは、会社員時代には気づかなかった「恩恵」が意外と多かったということです。
■ 規模の大きな仕事ができなくなった
私はグローバル企業で海外志向の強い職種に就いていました。多国籍メンバーとのプロジェクトや海外出張など、会社という組織の力を使ってダイナミックな仕事ができていたのです。
でも、個人になってからはそうしたスケールの大きな仕事とは無縁に。あの感覚は、組織に属していたからこそ得られたものでした。

■ 社会的信用の大きさを痛感
住宅ローン、クレジットカード、賃貸契約など、すべてに影響するのが「毎月の安定収入=社会的信用」。
FIRE後にこれがガクッと下がるのは、想像以上のインパクトでした。退職前に各種契約を済ませておくことを強くおすすめします。
【FIRE後の後悔②】副業を始めておけばよかった
FIRE後は自由な時間が手に入る反面、「無収入のプレッシャー」や「時間の使い方」に悩むことも。
■ 少しでも収入があると心が安定する
資産は十分にあるはずなのに、毎月減っていく通帳を見ると精神的に不安になります。
会社員時代に副業で小さな成功体験を積んでおけば、FIRE後の心の支えになったはずだと後悔しています。
■ 自由時間の使い方が意外と難しい
1日8時間の労働がなくなると、時間はたっぷり。でも、それを「何に使うか」が意外と難しい!
副業があれば、時間の有効活用にもなり、日々のモチベーション維持にもつながります。

暇で無意味な時間を過ごすのも、決してわるいことではないけどね!
【FIRE後の後悔③】人間関係をもっと大事にすればよかった
意外と見落とされがちなのが「孤独問題」。人との繋がりが減ると、想像以上に心に響きます。

■ 仕事仲間との関係は自然と薄れる
いくら仲が良くても、共通の話題(=仕事)がなくなると関係はフェードアウトしがち。
私自身も、何度か元同僚と会ったけど、継続する関係にはなりませんでした。
■ プライベートの繋がりがFIRE後の支えになる
地元の友人や駐在員時代の仲間、新しいコミュニティ。これらがFIRE後の心の健康に欠かせない存在です。
退職前から職場以外の人間関係を育てておくことを強くおすすめします。

大人になってから友達を作るって難しいよね!
【FIRE後の後悔④】生活ルーティンを事前に作っておくべきだった
FIRE後は自由すぎる毎日。うまく自己管理できないと、生活が崩れ、心身ともに不調になりかねません。
■ 自由=快適ではない
朝起きる時間も寝る時間も自由。でもその自由が、だらける原因にも。
私の場合はジム通いがあったからなんとかなったものの、ルーティンがなければ昼夜逆転生活一直線でした。

■ 習慣作りは在職中から始めるべき
新しい習慣を作るには数ヶ月単位で継続が必要。FIRE後に始めるのは意外とハードルが高いです。
会社員時代の規則的な生活の中に、運動や読書など自分の習慣を組み込むのがおすすめです。
【FIRE後の後悔⑤】もっと早く辞めておけばよかった
最後に一番の後悔。それは「もっと早く退職しておけばよかった」という気持ちです。
■ 周囲の目を気にしすぎた
「こんな若さで仕事辞めて大丈夫?」「変に思われないかな?」という不安で、決断を1年以上先延ばしにしていました。
でも実際に辞めてみると、周囲の反応は想像よりあっさり。「自分の人生、自分で決める」って大事です。
■ 不安は“見える化”すれば解消できる
「本当に大丈夫?」という漠然としたお金の不安も、FPと一緒に資産シミュレーションをすることで見える化できました。
感情に振り回されず、論理的に安心を得る方法はFIRE検討中の方におすすめです。
【まとめ】FIREは最高。でも「準備」次第で後悔は減らせる!
FIRE後の後悔ポイントをまとめると…
- 組織の力と社会的信用を失う
- 無収入と自由時間に戸惑う
- 孤独を感じる可能性
- 生活が乱れやすい
- 不安から決断を遅らせがち
…という5つの点です。
でも、これらの「後悔」はすべて事前準備や意識で回避できます。
これからFIREを目指す方は、ぜひ私の体験を参考に、自分に合った準備を整えてから次のステージへ進んでくださいね!

にほんブログ村

にほんブログ村

コメント