FIREを目指しているものの、いざ会社を辞めるとなると不安を感じて決断できない…。 そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
私も目標資産に到達したにもかかわらず、退職を実行するまでに1年以上かかりました。 なぜなら、FIRE後の生活が具体的にイメージできず、不安が拭えなかったからです。
そこで私は、FIRE後の生活をシミュレーションし、徹底的に準備を整えました。 本記事では、私の経験をもとにFIRE前に必ず準備すべき6つのポイントを解説します。

1.生活費の洗い出し
会社員を辞めると、今までのような安定収入がなくなります。 そのため、毎月の生活費がいくらかかるのかを明確に把握しておくことが重要です。
1-1.生活費の内訳
生活費は大きく「固定費」と「変動費」に分かれます。
私の場合、FIRE後の生活費は月10~15万円(家賃含まず)程度を想定しました。 また、退職後はローンを組みにくくなるため、引っ越しやマイホーム購入は退職前に検討するとよいでしょう。
1-2.国民年金保険料と国民健康保険料について
会社員時代は給料から天引きされていた社会保険料も、退職後は自分で支払う必要があります。
健康保険については、退職後2年間は「任意継続」制度を利用でき、所得が高かった人は任意継続の方が安くなる可能性があります。自治体と健康保険の団体に電話すれば、それぞれ確認可能です。
2.税金の支払いについて
会社員時代は給与天引きされていた税金も、退職後は自分で納める必要があります。
2-1.所得税について
無収入になれば基本的に所得税はかかりません。 しかし、年末調整前に退職した場合は確定申告をして税金を還付してもらう必要があります。 また、配当金収入や不動産収入がある場合は確定申告が必要です。私は24年度の確定申告は自身で行いました。
【元サラリーマンFIRE】衝撃!人生初の確定申告で学んだ意外な真実

2-2.住民税について
住民税は前年の所得を基に計算されるため、退職後もしばらくは高額な住民税の支払いが発生します。
退職の時期によっては、会社でその年の住民税を一括支払いすることも可能です。無職になって毎月の支払が精神的な負担に感じる人は、一括払いも一案です。
3.退職後の収入源について
収入ゼロの状態では不安が大きいため、退職後の収入源を事前に確保しておくと安心です。
3-1.失業保険について
自己都合退職の場合、失業保険(基本手当)は最短2カ月の待機期間後から受給可能です。2025年の4月に制度変更があるようなので、要確認です。
3-2.配当金収入について
私はFIRE前に配当金収入を確保するため、高配当ETFをポートフォリオに組み込みました。
合計:約7.5万円/月の配当収入を確保しました。
【2024年9月&10月の配当金結果大公開】タクマの配当収入はいくら?
4.会社を辞めるための手続き
4-1.退職願いの提出期限
退職のタイミングは就業規則で確認可能ですが、基本的には1カ月前の申告が一般的です。
【有利に交渉を進める4つのテクニック】普通リーマンの転職 ~退職編~
4-2.年金制度の確認
4-3.持ち株会の脱退と移行
会社の持ち株制度を利用していた場合、持ち株の証券会社移管手続きを忘れずに行いましょう。
5.生活防衛資金の確保
金融市場が暴落しても慌てず生活できるよう、3~5年分の生活費を現金で確保しました。
-
予想外の出費に備える
-
株価暴落時に資産を取り崩さずに済む
-
挑戦したいことに投資できる
私の場合、約500万円の生活防衛資金を用意しました。
6.退職後にやりたいことを考えておく
FIRE後は自由な時間が増える一方、「暇すぎて病む」リスクもあります。
-
新しい趣味や学びを持つ(語学、投資、スポーツなど)
-
社会とのつながりを確保する(ブログ、ボランティア、イベント参加)
-
旅や移住を計画する
私は退職後、ブログ運営や海外生活に挑戦し、充実した日々を送っています。

まとめ
FIRE前の不安を払拭するために、以下6つの準備をしっかり行いましょう。
-
生活費の洗い出し
-
税金の支払い計画
-
退職後の収入確保
-
退職手続きの確認
-
生活防衛資金の確保
-
退職後のライフプランの明確化
しっかり準備を整え、後悔のないFIRE生活を迎えましょう!
【秘めた思いを大公開】普通のリーマン(私)がFIREを目指した理由
にほんブログ村
にほんブログ村
コメント