【元東証プライム&外資系リーマン】初めてのハローワーク体験記

FIRE生活

順風満帆なサラリーマン生活を送り、そのまま定年退職を迎える、いわゆるエリートサラリーマンにとっては一生踏み入れることの無い場所、ハローワーク。

晴れて無職となった私ではありますが、実はハローワークに行くのは今回が初めて。そんな私のドキドキワクワクのハローワーク体験記を、詳細な手続きや職員さんとのやり取りを含めてありのままお伝えしたいと思います。これからハローワークに行く予定がある人はぜひ参考にしてください。

タクマ
タクマ

ハローワーク初心者のタクマとともに、無職の世界へ旅立ちましょう!

1.ハローワークに行った理由

ハローワーク(正式名称:公共職業安定所)とは、厚生労働省のサービス機関で、仕事を探している人に求人情報の提供や職業訓練によるスキル習得支援などの様々なサービスを提供している場所です。

今回、すでにFIRE済みの私がハローワークを利用しようと思った理由は3点。

  • 職業訓練を通して身に着けたい職業スキルがある
  • 希望に合う求人があれば、スキルアップのために働きたい(サイドFIRE)
  • 自身が失業保険の受給対象なのであれば申請したい

フルタイムワーカーとして企業で働く希望は今のところありませんが、上記の条件でもハローワークを利用できるならぜひ活用したいと思いました。

2.ハローワーク(初回)へ行く前の準備

ハローワークへ行く前に、下記の必要書類をそろえましょう。

  • 雇用保険被保険者離職票
  • マイナンバーカード(身分証明書含む)
  • 証明写真(マイナカードがあれば不要)
  • 本人名義の銀行通帳(失業保険給付の振込先)

この中で、離職票の入手は時間がかかります。私の場合は正式な退職日から8日後に入手しました。時間がかかってしまう理由に、発行手続きの複雑さがあります。

発行の流れは、退職時に離職票の発行を会社に依頼すれば、会社がまず離職証明書を準備し、ハローワークへ送付します。その後、ハローワークより発行された離職票が会社へ送付され、退職者は会社よりその離職票を受け取ることになります。

3.ハローワークでの受付け

ハローワークへ行くと、まずは受付へ通され、担当者からヒアリングを受けながら求人申込書を作成することになります。この際、希望の年収や職種、勤務時間や勤務地までこまかな条件を聞かれます。(基本的には正社員・アルバイト希望でも再就職することが前提条件です)

私は正直ベースで自分の希望について答え、「年収は前職レベル」「勤務時間は週2回くらい」「勤務地は東京」「職種は未定(興味のある分野)」と答えました。また、以前と同じ職種に就く考えはなく、職業訓練で新しいスキルを取得してから、改めて細かい設定をしたいと答えました。こんな条件では普通は再就職は難しいと思いますが、、、登録自体はOKでした!

この手続きを経て、ハローワーク受付票が発行されて完了となります。この受付票は、ハローワークのサービスを受ける際に毎回必要となります。その後、別の窓口へ行って失業保険給付について説明を受けるよう指示がありました。

タクマ
タクマ

担当者はすごく優しかった!また、質問には正直ベースで答えて大丈夫。

将来的に働く可能性があれば、問題なく登録することができます。

3.失業保険の給付手続き

失業保険の給付窓口に行くと、別の担当者より今後のスケジュール説明や資料の配布がありました。

失業保険の受給については、会社都合による退職か、自己都合による退職で給付までの期間が変わります。私の場合は自己都合退職だったので、2ヵ月の給付制限が付きますが、10年以上雇用保険に加入していたので、120日分の支給があります。

失業保険を給付してもらう為には、指定されたスケジュールに従い、失業状態であることを確認する認定日に必ずハローワークへ行く必要があります。更に、この認定日までに最低でも2回以上の求職活動実績を作らなければなりません。下記が受給スケジュールです。

  1. 9/6 →資格決定日。ここから1週間(9/12まで)は待期期間として完全無職状態に
  2. 9/13 ~11/12 →給付制限期間(2ヵ月)
  3. 9/19 →受給説明会&就職活動ガイダンス
  4. 10/3 →認定日①(初回)
  5. 11/28 →認定日②(ここで失業認定されれば、11/13~11/27の15日分の給付が受けれる)
  6. 12月初週 →(認定日②の翌週)、最初の失業給付金(15日分)が支給される
  7. 12/19 →認定日③(認定されれば、11/28~12/18の21日分の給付が受けられる)
  8. 12月第4週 →(認定日③の翌週)、2回目の失業給付金(21日分)が支給される
  9. 以降、同様のスケジュールで120日分の失業保険を受給
タクマ
タクマ

申請から給付金が最初に支給されるまで、約3か月もかかります。

退職後の生活に失業保険を期待している場合は、余裕のあるプランを考えましょう。

職員
職員

更なる詳細は9/19の受給説明会で詳しく説明しますね!

4.職業訓練の申し込み

ハローワークの重要な機能として、ほぼ無料で職業訓練が受けられます。私は、この職業訓練で受講したいプログラムがあったので、参加方法についてもハローワークで確認しました。

4-1.職業訓練プログラムとは

新しいスキルを身に着けるための様々なプログラムが準備されています。詳細は各々違いますが、パソコン、IT、経理、営業、医療事務、介護職員など様々なジャンルのプログラムがあります。私が確認した中での平均的な内容下記のようなものでした。

  • 期間:3か月~半年 
  • 負担額:10,000~16,500円くらい
  • 通学形態:通学メイン(+一部オンラインも)
  • 定員:15~30名
  • 開校頻度:毎月新しいコースが開校されるが、同じコースではないこともある
4-2.選考基準について

職業訓練では、Webデザインなどのコースが人気で2~3倍の倍率となることもあるようです。ハローワークの担当者からは、選考に向けて下記のようなアドバイスを貰いました。

  • 新しいスキル取得の場合は若い人の方が受かりやすい(特にIT関連)
  • 倍率が低い or オンラインのプログラムの方が受かりやすい
  • スキル取得が今後の就職活動に有利になることを説明できること重要
  • 若くない人は過去の経験と結びつけてアピールすると可能性が出てくる
ハローワーク 担当者
ハローワーク 担当者

申し込み直前まで待てば、その時点での応募人数がわかります。

応募状況をハローワークで確認してから、応募しましょう。

私が希望するコースは倍率が高いため、過去の経験と新しいスキルを組み合わせて、選考面談でPRすることを勧められました。なんか転職活動みたいですね。

4-3.応募方法について

応募方法については、実際にハローワークに行って応募申請書類を記入のうえ提出することになります。提出書類には、志望動機や今後の就業スケジュールを記載する必要があります。早めに取り掛かって余裕をもって提出するとよいでしょう。

また、応募に向けては事前に説明会などを実施している学校が多いです。実際に訪問見学したり、web上で動画を見るものもあります。私はそれをみたうえで応募するスクールを選ぶことにしました。

5.まとめ

人生で初めてのハローワーク体験が終了です。思った以上に職員のみなさんが親切で、色々なアドバイスをいただくことができました。

正社員・アルバイト問わず、将来的に少しでも働く可能性がある人は一度は行ってみると新しい世界が広がると思います。私も、ここのサービスを利用して、もし条件に合うような求人が見つかれば、サイドFIREもいいかなぁと思い始めました。また続報をお待ちいただけると嬉しいです。

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