2024年から2025年にかけて、日本株市場は歴史的な上昇を見せました。
バブル後最高値を更新した日経平均株価は、連日のニュースで話題になっているので記憶に新しい人も多いと思います。
そんな中、私はSBI証券のSBI日本高配当株式ファンドを運用していましたが、退職以降、ほぼ買い増しをせずに資産が大きく成長するという驚きの結果になりました。
「高配当株投資って本当に増えるの?」
「インデックスや米国株ばかりじゃなく、日本株を持つメリットは?」
そんな疑問を持つ方に向けて、実際の数字と日経平均との比較をもとに、この1年の軌跡を詳しく紹介します。
2024年→2025年の資産推移【実データ公開】
まずは私の資産推移を具体的にお見せします。
- 2024年8月
資産額:8,559,148円
損益:-399,995円(マイナス約4.5%) - 2025年8月
資産額:10,182,717円
損益:+1,445,090円(プラス約16.5%)
この1年間、私はほぼ新規買付を行っていません。
しかし、トータル資産は**+1,623,569円(約19%増)**も伸びました。
単に保有していただけでこれだけの増加は、自分でも予想外でした。
日経平均株価との比較で見えた「市場全体の追い風」
SBI日本高配当株の伸びが際立つ背景には、もちろん日本株全体の上昇トレンドがあります。
2024年8月時点で日経平均は約32,000円台でしたが、2025年8月現在には42,718円まで上昇。
一方で、高配当株は一般的にはディフェンシブ(守り)とされ、安定した配当を支払う企業の株式である一方、急騰相場では上昇が鈍るイメージがあります。
しかし今回は、鉄鋼・建設業・銀行・製造業など幅広い業界銘柄を含むSBI日本高配当株が市場全体の上昇にしっかり乗った形となりました。
下記のグラフは、2024年8月を基準とした日経平均と私のSBI日本高配当株ファンドの変化率を比較したグラフです。基本的には同じ傾向を示しつつ、2025年8月には奇しくも同じ+19%となりました。
分配金実績|税引き後でも満足度の高い利回り
資産評価額の伸びだけでなく、**分配金(配当金)**も魅力的な結果をもたらしてくれました。
この1年間に受け取った分配金は次の通りです。
- 2024年10月:106,675円
- 2025年1月:106,675円
- 2025年4月:84,549円
- 2025年7月:74,391円
合計すると372,290円。
しかもこれは買い増しゼロの状態で得られたキャッシュフローです。
2025年4月以降、当該ファンドの運用成績が好調なため、特別分配金から普通分配金に変わったことで、課税対象となり少し金額が減っています。
それでも、年間ベースで見れば税引き後でも利回りは依然として高水準をキープ。
「株価上昇」と「安定分配金」という二つの果実を同時に受け取る、まさにどっちも総どりの状況になっています。
ほったらかしでも資産が増えた3つの理由
「何もしないで増えた」というと運が良かっただけに聞こえるかもしれません。
しかし、この1年間に起こった市場環境を振り返ると、いくつかの要因が重なった結果と言えます。
1. 配当+株価上昇のダブル効果
高配当株は下落時に強く、上昇相場でも配当期待で買われやすい特徴があります。
今回は株価の上昇に加えて四半期ごとの分配金が安定的に支払われ、トータルリターンを押し上げました。
2. セクター分散による安定感
鉄鋼・建設業・銀行・製造業など、日本経済を支える多様なセクターを広くカバー。
特定業種に偏ったポートフォリオよりも、上昇相場でバランスよく利益を取り込めました。
3. 日本株の構造変化
政府が進める資本効率改善や東京証券取引所のPBR1倍割れ是正要請により、企業の株主還元意識が高まっています。
海外投資家マネーの流入も後押しとなり、高配当株に資金が集まりやすい環境が整っていました。

当初は、含み損ばかりで心が折れそうになったことも…
高配当株投資をこれから始める人へのアドバイス
今回の結果だけを見ると、「やっぱり日本高配当株最強!」と思うかもしれません。
しかし、投資は常に上昇だけではありません。これから始める人に伝えたいポイントをまとめます。
- 短期の値動きに一喜一憂しない
今回の上昇は好調な地合いの結果であり、下落局面では含み損を抱える可能性も十分あります。
実際、私のSBI高配当株ファンドの損益も、当初は含み損が続いている状態で、我慢の時期もありました。 - 配当金に変動はつきもの
SBI日本高配当株ファンドの分配金は基本的に高水準を維持していますが、変動はあります。実際、過去の分配を見てみると24/10:140円、25/1:140円、25/4:110円、25/7:120円と推移しています。 - 分散投資を忘れずに
日本の高配当株だけに全力投資するのではなく、米国ETFや債券、投資信託など他の資産クラスとのバランスも大切です。分散投資こと、インデックス投資の王道であることを忘れないようにしましょう。
特に2025年後半以降は、米国の金利動向や円安進行など不確定要素が多く、次の調整局面でどう動くかが資産形成のカギになります。
まとめ|高配当株は「退屈だけど強い」投資先
1年間、追加投資ゼロで資産は約160万円増、分配金は37万円超。
高配当株投資は「ゆっくり増やす」イメージがありますが、市場環境によっては短期間でもこれだけの成果が出ることを実感しました。
もちろん、この成長が毎年続く保証はありません。
それでも、安定した分配金を受け取りながら市場全体の成長にも参加できる高配当株は、FIRE後の資産運用や将来の生活費確保に非常に相性が良い投資先だと改めて感じています。
2025年の日本株市場は依然として注目度が高く、調整のタイミングを見極めつつ次の買い場を狙う一年になりそうです。
これから高配当株投資を検討している方は、ぜひ自分のリスク許容度を確認しながら、長期的な視点で戦略を立ててみてください。
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