こんにちは、40歳でFIREを達成したタクマです。
今回は、僕の30代を振り返りながら、なぜFIREに至ったのか、その裏にあった挫折と失敗、そして挑戦を赤裸々に語りたいと思います。
世間では「30代はあっという間だよ」と言われるけど、正直僕にとっての30代はあっという間どころか、**“超濃密”**でした。
嬉しいことも、苦しいことも、全部詰まった10年間。
でも、その全部が、今の自分をつくってくれたと心から思っています。

30代を振り返ると、たくさんの挑戦と失敗で超濃密な10年間でした
30歳、夢だった海外駐在で人生が動き出す
30歳になる年、僕は初めての海外駐在を経験しました。
学生時代から「いつか海外で働きたい」という夢があり、それがついに現実になった瞬間。
現地スタッフとの文化や価値観の違いに戸惑いながらも、諦めずに信頼構築に時間をかけ、最終的には売上を4年間で3倍にまで成長させることができました。
体力的には限界寸前の日々だったけど、「自分は海外でビジネスができる」という自信が芽生えた、大きな転機でした。また、異国での労働観に触れたことは、典型的な日本人ビジネスマンだった自分の考え方に大きな影響を与えることとなりました。
パワハラ社長の赴任で、楽園が地獄に変わる
そんな充実の日々も、突如終わりを迎えます。
赴任してきたのは、超絶パワハラ社長。現地法人は宗教団体のようになり、副社長や上司をはじめ、多くの同僚がうつ病で帰国していきました。
僕も心身を削られながら、「ここで潰れたら終わりだ」と思い、駐在中に転職活動を決意。
無事、体調を崩す前に某日系企業への転職が決まり、東京へ帰任することができました。
ただ、あれだけ努力して築き上げた駐在生活が、たった一人のパワハラ社長で崩れ去ることに、どこか虚しさもありました。
このとき学んだのは、**「会社は理不尽だ。自分の人生は自分で守るしかない」**ということ。

34歳、楽しかった営業職の日々と、消えない違和感
帰国後、34歳で入社した新しい会社では営業として配属されました。
上司にも恵まれ、業績も順調。会社からの評価も高く、楽しく仕事をしていました。
ただ、数年経つと「もう営業はいいかな」と感じ始めます。
この頃から、「新しい学びのない仕事を続けていいのか?」という違和感が心に居座るようになりました。
そこで会社のフリーエージェント制度を使い、別事業部の経営企画への部署異動を決意します。
36歳、初めて味わった挫折
36歳、新たに挑戦した経営企画部門。
最初はワクワクしていましたが、仕事内容も上司も全く合わず、ビジネススクールに通っても成果が出ず、上司からの評価は最低レベル。
サラリーマン人生で初めての挫折でした。
さらにコロナ禍でテレワークとなり、何をすればいいかも分からず、家でただ無駄な時間を過ごす日々。
この頃は人生で一番辛い時期だったけど、同時にFIREという概念に出会います。
「会社に依存しない生き方がある」という発見は、当時の僕にとって唯一の光でした。これをきっかけに自分なりの投資戦略を考え、実行するようになります。
この時のどん底生活が、のちのFIRE生活への重要な布石となるとは、当時は考えもしなかったです。
38歳、不本意な転勤で決意が固まる
38歳、突然の別事業部の営業部署への異動、そして地方転勤を命じられます。
初めての不本意な転勤。
FIREへの願望がさらに強まりました。
一方で、経験豊富な営業職ということもあり評価は急回復。わずか1年で昇進を果たし、次のステージも見えてきたけれど、地方での生活もマネージメント職も、自分にとっては興味がなく、受け入れがたい選択でした。
「このまま会社の都合で人生を転がされ続けるのか?」
このとき心の底からそう思い、転職活動をはじめるようになります。

39歳、理想の職場で得た安心と虚無
39歳、外資系企業への転職が決まり、東京勤務へ復帰。
慣れた営業業務で上司からの信頼も厚く、自分の裁量で動ける日々。
業務量も自分にとっては適度で、ほぼ午前中でタスクが終わるような毎日でした。さらに得意の英語を使い、世界各地に出張する生活はまさに思い描いていた通り。
「やっと理想の職場に辿り着いた…」
でも、しばらくすると、新しい学びがないことに虚しさを感じるようになります。
そして資産が増えるにつれ、「もうFIREできるんじゃないか?」という思いが強くなっていきました。
40歳、FIREという選択
そして40歳のとき、僕は決断します。
「今、挑戦しないと絶対後悔する。」
そう確信し、会社を退職。
ついにFIRE生活へ突入しました。
伝えたいこと:挑戦しないと、人生は変わらない
こうして振り返ると、僕の30代は失敗だらけで、決して順風満帆じゃありませんでした。
でも、決して挑戦をやめなかったからこそ、今があります。
海外駐在に挑戦したことも、経営企画に異動したことも、FIREを決意したことも、全部「自分を変えたい」という気持ちから生まれた行動でした。
もし今、この記事を読んでいるあなたが、
- 今の仕事に違和感を感じている
- このままでいいのか迷っている
- 挑戦したいけど怖くて踏み出せない
そんな気持ちを抱えているなら、伝えたい。
挑戦しないと、人生は変わらない。
僕も30代は失敗ばかりでした。でも、挑戦した分だけ、人生の景色が変わりました。
そして今、FIREという自分の理想の生き方を手に入れることができています。
失敗してもいい。無駄になる経験なんてない。
だから、あなたもぜひ一歩踏み出してみてください。
この記事が、あなたが自分の人生を変えるきっかけになれば、これ以上嬉しいことはありません。
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