【普通リーマンの資産形成の歴史公開~後編~】30代で準富裕層に到達する方法

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平凡な「普通」サラリーマンがFIREするなんて無理と思っていませんか?私はごく普通の家庭で育ち、ごく一般的な企業に勤めるサラリーマンですが、30代で準富裕層(資産:5000万円以上)に到達していました。

これまで私がどのようにお金と向き合い資産形成を進めたのか、学生時代から遡ります。今回は後編で、中堅社会人以降の歩みを公開します。この記事を読めば、私の普通さがわかると同時に、どんな普通の人でもで資産形成は可能だとわかってもらえると思います。ぜひ参考にしてみてください。

【普通リーマンの資産形成の歴史公開~前編~】30代で準富裕層に到達する方法

中堅社会人時代

会社員生活も慣れてきた頃、サラリーマン人生における初めて転機を迎えます。初めての海外駐在です。この経験は自分の資産形成と人生観に大きな影響を与えた出来事でした。

海外駐在で見つけた人生観

海外駐在におけるメリットの紹介は過去のブログに書きました。日本時代とは比にならない給与アップは、ひとつの大きなメリットです。

【普通リーマンの資産形成術】海外駐在を目指せ

しかし、私の人生に本当の影響を与えたのは、現地人スタッフ達の仕事観でした。彼らは決して仕事を人生の第一優先にしていません。家族や恋人、または自分の人生をしっかり優先させ、仕事のために犠牲にする事はありませんでした。仕事一筋だった当時の私にとって、それは大きな衝撃でした。

お金に対する考え方も大きく変わります。日本と比べて現地では貧富の差が激しく、路上では多くの物乞いがいました。しかし、彼らは悲壮感あふれる可哀そうな雰囲気ではなく、逞しく自分の人生を生きているように見えたのです。裕福でなくとも、自分の丈にあう生活ができれば十分幸せなのではないか。自分は多くのことを求めすぎなのではないか、と自分の今までの生き方を考え直すきっかけになりました。

帰任後の金融資産増加に驚愕(5,000万円到達)

仕事とプライベートに大忙しだった駐在員生活の中で、日本に残してきた金融資産については、全く思い出すこともなく数年が過ぎていました。無意識ではありますが、結果的には長期的に金融資産を育てていた期間となっていたのです。

帰任後に久しぶりに投資信託の口座を確認した時、驚愕します。金融資産が2倍以上に成長していたのです。海外駐在のあいだ、アベノミクスによる日本経済の復活や、米中牽引による世界経済の伸長による影響でした。

さらに海外駐在中に得た資産の増加により、総資産は5000万円に達していたのです。まさかここまで資産が増えているとは、、、

コロナ禍時代

2020年より始まったコロナウィルスの大流行は、従来の労働形式を大幅に変えるとともに、多くの人の人生観を変えてしまう大きな出来事でした。もれなく私も大きな影響を受けます。(またかよ)

仕事へのモチベーション低下

日本に帰国後、転職した私は、順調に新しい仕事を楽しんでいました。しかし数年後、不本意な部署異動を経験した私は、仕事のモチベーションを大きく下げてしまいました。

原因は、①仕事内容が自分に合わない、②上司との関係が悪い、③コロナ禍による海外出張の喪失、です。やりがいを感じない仕事と暇な時間を持て余す毎日で、精神的にも辛い日々を送っていました。

この生き方が自分にとって幸せなのか?と考える中、インターネットで初めて、FIREという言葉に触れるのです。大金持ちにならなくても、自分の年間支出の25倍の資産を蓄えれば、自由な人生を手に入れる事ができる、まさに目から鱗が落ちる考え方でした。

【自由を目指すリーマン必読】FIREという生き方について徹底解説

FIREを目指して ( 7,000万円到達)

FIREに関する書籍を読み漁りながら、効率よくゴールを目指すため、自分の投資手法も進化させていきます。ETFの購入や、ドル建て保険への加入、米市場を中心とした投資信託など、ポートフォリオを変革させ始めたのもこの頃です。

仕事面では不本意な転勤を経験し、充実した日々は送っていませんでしたが、投資面では、コロナによる株価暴落などを経て、着実な成果を出していました。FIRE達成という大きな目標がまさに現実的になっていたのです。

現在の状況

外資系企業への転職と退職 (9,000万円到達)

日系企業から外資系企業へ転職し、仕事面での自由を獲得し、それなりに充実した毎日を送ります。しかし、外資系企業への転職に後悔はない一方で、仕事へのモチベーション低下という新たな課題を抱えることになります。

米国株の上昇と円安の進行により総資産9,000万円を達成し、一時的には総資産1億円を超えるまで金融資産が成長しました。この頃より、サラリーマンとして1日8時間を拘束されることに疑問を感じ始めます。年齢的にも40歳を迎える節目もあり、そろそろサラリーマンを卒業する時期がきているという実感が日々大きくなっていきました。

外資系での仕事は、自分の裁量権も大きく、上司との関係も良好、給与レベルも十分であり、何も不満がない状態でした。このまま一生を過ごすことも可能だろう、だけど、いま一歩を踏み出せなければ二度と挑戦できない、という思いが自分の気持ちを後押しします。

熟考の結果、上司に退職の意思を伝え、2024年上半期に会社を円満退職することが決定します。

人生模索の始まり

自分は仕事を辞めて何がしたいのか?これがいまの自分の宿題になっています。

もちろんやりたい事はたくさんあります。海外旅行や異国での短期滞在、起業などへの新しいチャレンジ、など。今は労働という長年の習慣から解放され、自分がどんな人生を歩んでいくのか、まだまだ模索している段階です。

日本社会では、一度サラリーマンの立場を捨ててしまえば、その後の復帰は難しくなります。ましてや同じ給料で復帰することはほぼ不可能。一方で、何か新しいチャレンジをするには、腹を括って飛び込む勇気も重要であり、自分の決断にいまのところ一切の後悔はありません。

まとめ

自分の資産形成の歩みを改めて振り返ると、ラッキー要素もかなり多いですが、このラッキーを実績に結びつけられたのは、しっかりとした基本方針を持っていたからだと感じます。たくさん失敗もしましたが、そのひとつひとつが大きな経験として今に活きています。どれだけ勉強をしても、実践に勝るものはありません。

将来、経済的自由を達成したいと思う人は、ぜひその一歩を踏み出す事から始めてみてください。私のような「普通」のサラリーマンでも、夢をかなえることができたのだから、きっと誰でも達成可能です。

【FIREを目指す全サラリーマン必読】自由を可能にした3つのルール

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