【社畜のメリット考察】実は独身リーマンがコスパ最高な理由

資産形成術

夢がなかったから仕方なくサラリーマンになった、そんな人は世の中に溢れています。平凡なサラリーマンとして10年以上を過ごしてきた私も、幼い頃からの夢を追って、その才能を開花させた成功者を見ると羨ましかったです。しかし、今ではサラリーマンになって良かったと思えるほど、その考え方が変わりました。私達凡人にとって、この生き方がいかにコスパが良いかに気づいたのです。本記事を読み終わる頃には、あなたも社畜最高!と言っているかも。


未経験でも会社が仕事をくれる

会社に入社すると、自分の意思とは無関係に仕事が与えられ、一所懸命に取り組むことを求められます。自分のやりたい仕事に出会えないリスクはありますが、このシステムは労働者にとってメリットもあります。

それは、自分に合う仕事が見つかる可能性です。日本企業では、労働者を解雇することは難しく、使えない人材は別の部署に異動させ、適正を測るケースが多いです。あなたが真面目に取組む限り、どれだけ無能でも会社はチャンスをくれるでしょう。

更に、会社という組織だからできるプロジェクトに参加するチャンスもあります。個人事業主では経験できない規模の仕事に携わるチャンスや、海外派遣もあり得るのです。

多くの人は夢を追うべきという呪いにかかっています。しかし夢を追っても成功するのは一握り。さらに残酷な統計では、人間の興味は5年で変わるとも言われます。一方、会社員であれば、希望する部署へ異動することも可能です。

給料を貰いながら教育してもらえる

日本の新卒採用システムは独特です。何の経験もない新人を雇い、給料を払いながらトレーニングをし、一人前に育て上げるのです。海外などでは、すでに実績のある経験者を雇い、その実力に見合った給料を支払うのが一般的です。

日本の労働者にとっては、こんなラッキーな制度はありません。会社の命令を素直に聞いておけば、勝手に専門性が身に付き、給料も上がっていくのです。

夢を追って成功した人でも、必ず下積み時代を経験し、その期間は普通以下の生活を送ります。会社員になれば、効率よく未経験時代から稼ぐことが可能になるのです。

社会保障&福利厚生パワー

しばしば会社員は社畜と呼ばれ、まるで奴隷のようなイメージで扱われます。しかし、会社は社会保障や福利厚生で大事な家畜を守る事も忘れていません。

健康保険、厚生年金保険、介護保険は企業が折半して負担し、さらに雇用保険、労災保険は企業が負担してくれます。これらは会社員にとって大きなメリットです

福利厚生は会社によって差がありますが、住宅手当や退職金制度、持株会から有給休暇まで、労働者にとって魅力ある制度が整っている会社も多いです。

会社員になるということは、会社という大きな傘に守ってもらえるという意味もあるのです。

人口の80%はサラリーマン

日本人口の約80%はサラリーマンです。町で石を投げればサラリーマンに当たります。社会における圧倒的なマジョリティなのです。

同調圧力の強い日本では、サラリーマンであることは一種のステータスとして扱われ、社会的な信用を得ることが可能です。ご両親を安心させ、ご近所の白い目から逃れ、銀行では不動産ローンが組みやすくなるのは言わずもがなです。

恋愛や婚活では、良い企業に勤めていればモテモテです。新橋のサラリーマンインタビューに共感し、ボーナスのニュースに興味を奪われ、さらには同じサラリーマン同士の愚痴を肴に酒を飲む事もできるのです。そう、社畜は決して孤独ではないのです。

辞めたければ辞めれば良い

サラリーマンの最後の大きな利点はいつでも辞められる点です。あなたには職業選択の自由があり、嫌になればいつでもそのゲームからおりれるのです。

企業は、新人の頃から、莫大なお金をかけて丁寧に育て上げ、やっと一人前のサラリーマンになった矢先、後ろ足で砂をかけるように辞めるあなたに、何も文句は言えないのです。

まとめ

サラリーマンのメリットをご理解いただけましたか。私はサラリーマンになったおかげで、充実したキャリアを積みながら、将来のための資産形成ができました。サラリーマンといえども、その生き方は千差万別。与えられた環境で精一杯楽しんでから、違う道へ進むことも可能です。

転職という選択肢も含めれば、サラリーマンの可能性は更に広がるでしょう。

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